オランダの犬税(Hondenbelasting)とは? 日本では馴染みがないので移住前に知るべきこと・まとめ

オランダへ移住してから、「え?犬を飼うだけで税金がかかるの?」と驚く日本人は少なくありません。
実はオランダでは、一部の自治体で犬を飼うと犬税(Hondenbelasting)を支払う必要があります。
日本には存在しない制度のため、事前に知らずに移住をすると、後から慌ててしまうケースも。
この記事では、オランダの犬税の仕組み・金額・対象地域・歴史的背景・手続き方法まで、まとめて解説します。
オランダの犬税(Hondenbelasting)とは?
犬税とは、犬を飼っている世帯に対して自治体(Gemeente)が課す地方税です。
オランダ全土で一律ではなく、自治体ごとに導入の有無や金額が異なるのが特徴です。
犬税の基本ルール
- 一部の自治体でのみ課税される
- 年1回、自治体から請求書が届く
- 犬の頭数によって金額が変わる
- 日本から犬と一緒に移住した場合も対象
犬税は現地で犬を飼った場合だけ、と思われがちですが、日本から連れてきた犬も例外なく対象になります。
犬税の金額はいくら?【目安】
犬税の金額は自治体によって異なりますが、目安は以下の通りです。
- 1頭目:年間 約€80〜€120前後
- 2頭目以降:1頭目より高額になるのが一般的
複数頭飼いの場合、想像以上に負担が大きくなる自治体もあります。
そのため、オランダ移住で住む場所を決める際、犬税の有無は意外と重要なポイントになります。
なぜオランダに犬税があるのか?【歴史的背景】
この犬税、実はかなり歴史のある制度です。
19世紀前半、ナポレオン統治時代のオランダでは、
- 放し飼いの野良犬が急増
- 都市部の衛生環境が悪化
- 狂犬病(ラビーズ)への恐怖
といった深刻な社会問題がありました。
そこで、
- 無責任な飼育を減らす
- 犬を登録制にする
- 管理コストを税で賄う
という目的で、都市ごとに犬の登録と課税制度が導入されたのが犬税の始まりです。
現在は犬税を廃止する自治体も増加中
時代の変化とともに、犬税を廃止する自治体も増えています。
特に都市部では、「犬税は時代遅れ」「管理目的が薄れた」という理由で廃止が進みました。
犬税をすでに廃止している主な都市
- アムステルダム
- ロッテルダム
- デルフト
- フローニンゲン
- デン ハーグ
そのため、オランダ=必ず犬税がかかるというわけではありません。
それでも注意!2026年現在の犬税事情
現在でも、約33%の自治体では犬税が存続しています。
つまり、
- 郊外や中小都市
- 引っ越し先の自治体
によっては、普通に犬税がかかる可能性があるということです。
家探しや引っ越しの際は、必ずその自治体に犬税があるか確認しましょう。
犬税が必要な自治体での手続き方法
犬税がある自治体に住む場合、以下の手続きが必要です。
犬税の基本的な流れ
- 自治体(Gemeente)に犬を登録
- 年1回犬税の請求書が郵送される
- 期限内に支払い
- 引っ越し・犬の死亡・譲渡時は必ず届け出
届け出を忘れると、後から追徴課税されるケースもあるため要注意です。
犬税が免除されるケース
- 盲導犬
- 介助犬・補助犬
これらは免除または減免対象になる自治体が多いですが、証明書の提出が必要です。
犬税の調べ方は?
調べ方はとてもシンプルです。
- 自治体の公式サイトへアクセス
- 「Hondenbelasting」と検索
ほぼ確実に、金額・対象・登録方法が記載されています。
犬と一緒にオランダ移住するなら必ず知っておこう
オランダは犬にとても優しい国ですが、制度は日本と大きく異なります。
犬税は金額自体よりも、「知らなかった」ことでストレスになる制度です。
これから犬と一緒にオランダ移住を考えている方は、
- 住む自治体に犬税があるか
- 年間いくらかかるか
を事前に確認しておくと安心です。

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